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在来工法の浴室からシステムバスにするとき、どんなことをしている?浴室のリフォーム工程を徹底解説

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在来工法の浴室からシステムバスにするとき、どんなことをしている?浴室のリフォーム工程を徹底解説
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これからリフォーム予定の方もリフォームしたけど何をしていたのか気になっている人も、これを読めば在来工法の浴室からシステムバスにするときに何をどんな目的でしているのかわかります。

 

実際に在来工法の浴室をシステムバスにリフォームすると想定して一連の工程を挙げ、その内容を詳しく説明していきます。

 

住宅の仕様は全て同じではないため、ここで挙げるリフォームの例は、一般的に一番多い仕様の木造住宅の一階に浴室があり、隣の洗面脱衣室の内装は天井と壁がクロス仕上げ、床はクッションフロアー仕上げ、洗面脱衣室内に洗濯機と洗面化粧台があると想定していきます。

在来工法の浴室からシステムバスにするとき、どんなことをしている?浴室のリフォーム工程を徹底解説

 

 

在来工法の浴室をシステムバスにするときはどんな工事をするの?

在来工法の浴室をシステムバスにするためには今あるタイル張りの浴室を壊してシステムバスに置き換えることになります。

リフォームの工事工程はこのような流れになります。

 

  1. 既存の浴室を解体する
  2. 給水・給湯・排水の設備配管の延長や移設をする
  3. 換気扇や照明や給湯器のリモコンなどの電気配線の延長や移設をする
  4. 左官で土間を打つ
  5. 土間が乾くまで1日~2日乾燥させる
  6. システムバスを組み立てる
  7. 大工で脱衣室と浴室の間仕切り壁を補修する
  8. 脱衣室の内装を仕上げる(既存の洗面化粧台をそのまま利用するなら朝一旦外す)
  9. 既存洗面化粧台の復旧もしくは新規洗面化粧台の取り付け
  10. 完了点検と動作の確認・説明、完了清掃

 

おおよそこのような工程で作業が行われ、7日~8日かけてリフォームしていきます。

 

 

解体工事は何を目的にするのか?

これはシステムバスを設置できるスペースを確保するため、天井や壁や床を解体していく作業になります。天井を解体するのはシステムバスに設置される換気扇本体が天井裏に出っ張る事と換気扇の排気ダクト配管や、電気配線をするために解体しておく必要があります。

壁はシステムバスが収まる寸法が確保されていれば無理に壊す必要はありませんが、剥がれかけのタイルは除去しておいた方が良いですし、窓がある場合は新たにシステムバス用の窓枠を固定するためタイルとタイル下地を除去し、木下地になるようにしておく必要があります。

 

また、脱衣室と浴室を繋ぐ部分の間仕切壁も解体しておく必要があり、片開きのドアから引き戸に変更する場合は1間分(約1M80cm)解体しておく必要があります。

 

壊す量をドアの分だけ解体すれば費用が安く済むと思われるかもしれませんが、家は想像以上に歪んでいることが多く、中途半端に壊すとシステムバスが設置できなかったり、曲がった既存の壁に合わせて壁を補修すると内装を仕上げた後段差になって目立ったりします。

 

一戸建ての浴室は1.25坪サイズか1坪サイズか0.75坪サイズが主流です。壊してもせいぜい1間分程度なので壁の端から端まで解体しておいた方が、システムバスを設置した後その一面分の壁を新規に造作することができるため歪みもなく、壁に変な繋ぎ目もできず、納まりも良くきれいに仕上がります。費用も材料費分しか変わらないので実際かかる費用に大きな差は出ません。

 

窓自体は基本的に既設のものを利用していきます。これは窓をビス固定している縁の上に外壁が覆いかぶさるように張られているため、簡単に取り替えることができないからです。

 

もし窓も新しいものに変えたいと思っているのであれば、窓の枠内にかぶせて施工できる特殊な窓もサッシメーカーから出ています。カバー工法と呼ばれ少々価格は高くなりますが外壁を傷めずリフォームでき施工にかかる時間も半日程度で済むため、浴室のリフォーム期間を増やすことなく取り替えることができます。

 

外壁も一緒にリフォームされるのであれば、外壁を切り取り新しいサッシに取り替えて外壁を補修することで、多少なりともコストを抑えて綺麗にリフォームできます。

 

床は洗面室との段差を極力なくしバリアフリーになるように施工していく必要があるため少し掘り下げる必要があります。

 

給水・給湯・排水配管も床下で新しく配管し直すことになりますし、床下のスペースがあれば通気することができ床下の乾燥に繋がりますし、後に何か不具合が起こっても床下を通って確認することができます。

 

システムバスの脚の長さ+システムバスを置くために土間を打つ厚さの分、脱衣室の床の高さより掘り下げる必要があります。この時掘り出す残土の量が多いと人工賃が多くかかります。

 

時々新築時の職人さんのマナーが悪いと土の中にゴミが混ざっていることがあり普通に空き缶が出ることがあります。捨てるのが大変だったのか本来は不要な大きな石がごろごろ出てくることもあります。

 

洗面化粧台を一緒に交換するのであれば解体時にまとめて撤去してしまった方が費用は安く済むでしょう。取り替えの予定が無い方もできれば取り外して別の場所に置いておいていただく事をおすすめします。

 

ギリギリまでその場に残していると、洗面化粧台を傷つけないように気を使いながら作業をするのでペースが遅くなったり、作業スペースを圧迫するため後の全ての作業がしづらくなり効率が悪くなったり、洗面化粧台の裏にかかる部分の作業に支障が出たりします。

 

内装仕上げの日の朝に洗面化粧台の撤去の為だけ職人に呼ぶことになるので人件費が無駄にかかるなど作業効率にもお財布にも影響を与えます。

 

リフォーム期間中は一週間我慢して歯磨きは別の水栓を使用していただいた方が良いでしょう。

 

洗面化粧台もそのまま利用し、内装もシステムバスを設置する際に壊したりめくったりした必要最低限の部分だけを継ぎ接ぎでやり直すという方の場合は、化粧台を外す必要が無いのでそのままにしておいてもらって大丈夫です。

 

設備配管工事は何のためにするの?

給水や給湯や排水の配管を、システムバスを組み立てた時に簡単に接続できるように、邪魔にならない位置に予め準備しておく作業になります。

 

今ある配管材に合わせてシステムバスの配管の仕様に合わせた配管材に変更していきます。架橋ポリ管と呼ばれる配管の自由度が高く漏水しにくい特別な配管と専用の継手を使用していきます。

 

電気配線工事は何を行うの?

電気配線工事は電気工事士の資格を持っている人しか作業ができません。システムバスには照明器具や換気扇が設置されており、この配線を繋ぐため予め電気配線を準備しておく必要があります。

 

元々換気扇がついていなかった場合は換気扇用に新たに配線をしなければいけませんし、換気扇の排気ダクトも新たに作る必要があるので、外壁に穴を開けて換気扇の排気ができるようにします。照明は基本的にどの家庭の浴室でも元々付いているものなので配線の延長と移設のみで大丈夫です。

 

もし、浴室乾燥暖房機をつけたいと考えている場合は、100ボルトのタイプと200ボルトのタイプがあるのでそれに合わせた配線が必要です。住宅の電気配線は100ボルト仕様が基本で、一部の特殊な電気機器のみ200ボルトが使用されています。

 

200ボルトの電気機器は電線の太さも違いますし、安定して機器を使用するために配電盤から専用で1回路使用することになります。配電盤に空きスペースがない場合は新しい配電盤に交換するか、子分電盤とよばれる小さなボックスを隣に設置することになります。

 

住宅に供給されている電気量が少なすぎてもすぐにブレーカーが飛んでしまい設置できなくなってしまうので、そのような場合は電気の基本料金が多少上がりますが供給電力を上げる工事が必要になります。

 

土間打ちは何のためにするの?

システムバスは複数のボルト脚や金属フレームで支えられ設置されています。家の土台となっている木に固定して宙に浮いた状態で施工するシステムバスを除き、基本的には床置きタイプが主流です。

 

システムバスを置く床が土だった場合、ボルトやフレームが土に埋まって傾いてしまうため、床置きタイプの床下地は必ずシステムバスをしっかりと支えることができるものにする必要があります。そのために土間を打つのです。土間は砂利とセメントと水を練ったもので、強度を増すために間に鉄筋でできたメッシュを入れます。

 

土間打ち後はシステムバスを置いたときに土間が割れてしまうのを防ぐために乾燥させます。表面は早ければ一晩程度で乾きます。夏場は乾きが早いので間を一日空ければシステムバスを置いたときに割れたり沈んだりすることはないでしょう。

 

冬場は乾燥が遅いので二日程度空けていただく方が賢明です。完全に芯まで乾いていなくてもシステムバス設置後も次第に乾いていくので、中1~2日空ける程度のリフォーム会社が多いです。

 

システムバスの組み立ては誰がやるの?

システムバスの組み立てはメーカーが認定した専門の職人が行っていきます。

 

メーカーごとに組み立ての方法が違うためそれぞれのメーカーに専門の職人の登録がされています。代理店から依頼されてくるケースとメーカーから直接依頼されてくるケースとリフォーム会社が直接依頼しているケースがあり、中間マージンの額で施工費に若干差があります。

 

できる内容は同じなのでリフォーム会社ごとに施工費が違った場合はそのような理由からでしょう。保証はメーカーの品質保証期間は登録されている職人の施工なら保証基準に則って保証されるので安心です。

 

組み立ての後はシリコンコーキングがきちんと乾燥するまで一日程度あけてから使用できるようになります。乾く前に使用してしまうと、まだきちんと壁に固定されていないためシステムバスが揺れてコーキングが切れ、水が漏れる原因になります。乾けば漏れる心配はありませんので焦らず乾燥を待ちましょう。

 

 

大工工事は何をするの?

システムバスを設置するために壊した間仕切壁を補修していきます。

システムバスの横揺れの防止と入り口のサッシの化粧枠とし枠を取り付けるのと内装の仕上げができるように間仕切壁をつくっていきます。

 

脱衣室の床の見切り材に木巾木や天井際の見切り材に廻り縁が使用されていた場合、元の見切り材と新しく作る間仕切壁の見切り材は同じものを用意できないので、ついでに全て新しくしてしまった方が見た目も納まりも良くなります。費用も材料費分の追加で済みますのでおすすめです。

 

 

内装はどこまでやるの?

基本的に洗面室の内装は天井も壁も床も全て貼り替えてしまいます。

洗面室の内装は多くの場合、天井と壁がビニールクロス仕上げ、床はクッションフロアー仕上げとなっているため、簡単に貼り替えができるからです。

 

床がフロアー材で仕上げられている場合もありますが、この場合水に強い種類の木材を選ぶ必要があり、無垢材でないと水気を含んで合板面が剥離してきてしまうので、浴室や洗面廻りでのフロアー材仕上げはあまりおすすめできません。

 

内装の一部のみ貼りかえを希望する方も稀にいらっしゃいますが、洗面室及び浴室が全面的に新しくきれいになったのに、一部に古い内装が残っているととても気になりますし、古い内装の汚れが際立ち汚く見えてしまいます。

 

必要最低限だけ内装の貼り替えをすれば多少安くなりますが、金額としてはほとんど変わりません。職人が一日で完了できる仕事量まではどれだけ貼りかえてもらっても変わるのは材料費分だけです。

 

元々使用していた洗面化粧台をそのまま使う場合は、一旦外して内装を仕上げた後にまた同じ位置に戻すか、少しでも費用を下げたい場合は外さずに内装を洗面化粧台の裏に差し込める分だけ貼る方法があります。

 

そのまま外さずに貼る場合は元々設置されている洗面化粧台の端ぎりぎりで壁や床の内装を撤去し、新しい内装を洗面化粧台ギリギリまで貼っていく形になりますので、もし洗面化粧台を新しく交換しようと思った場合は元々設置されていた洗面化粧台よりも大きいものを選ぶ必要があります。洗面化粧台の形に古い内装が出てきてしまうからです。

 

床がクッションフロアーであった場合は洗面化粧台の際でカットしたところが湿気や水気でめくれてきやすかったりもします。どのような内装仕上げであっても継ぎはぎすることは繋ぎ目の部分がめくれやすかったり、木材であればささくれてきたり、万が一水をこぼしてしまった時に継ぎ接ぎだと継ぎ目から水が浸みこんだりと良くない事ばかりです。

 

できれば洗面化粧台や洗濯機パンなどはそのままにして施工せずできる限り撤去してから機器の裏側までしっかり貼り込んでおくことをおすすめします。

 

洗面室程度でしたら一日あれば天井も壁も床も全て貼り替えできますから、まとめてリフォームしてしまいましょう。

 

 

洗面化粧台の復旧や取り付けは何をするの?

元の洗面化粧台を使用するのであれば一旦外しておいた洗面化粧台の復旧や、新しい洗面化粧台に交換するのであれば洗面化粧台を取り付けていきます。

 

取り付けだけであれば2時間程度で完了してしまいますので、洗面室に洗濯機を置いているような家庭であれば併せて洗濯機パンの取り付けや洗濯機用水栓の取り付けなどもしてしまえば、職人さんの人工賃を無駄なく使いきれるでしょう。別の場所の工事をお願いしたい場合でも半日以内で完了できる仕事量まではプラス材料費だけで施工ができるのでお得です。

 

洗面化粧台の横に水撥ねを気にしなくていいようにキッチンパネルなどを貼りたい場合は、半日だとギリギリ間に合わないかもしれないので、大工工事と一緒に施工をお願いしてしまえば材料費分で施工ができるはずです。洗面化粧台の側面が壁の場合は即面だけでもキッチンパネルを貼っていただくと掃除しやすく水が撥ねても浸みないのでとてもおすすめです。

 

 

完了点検とは?

リフォーム会社がそれぞれ行うリフォームが完了して引き渡す前の点検になります。どれだけ細かくチェックすることになっているのかは会社ごとに違います。

 

電気機器がきちんと動作しているかの確認や追い焚き機能付きの給湯器を使用している場合はきちんと湯はりができるかの確認、システムバス内に金属の粉が落ちていないかの確認や引渡し前に傷がついていないかの確認や排水がきちんとできるかの確認などは最低限確認しておいてほしいです。

 

実際はこの他にももっと色々確認しておいて項目はあります。

 

最低限確認しておいてほしい項目については、給水や排水の不具合は実際に使用し始めてから起こると使用できなくなる可能性があったり、傷などはいつついたのか証明ができず施主側の責任にされることもあり得たり、金属の粉が少しでも残っていると一晩で錆びつききれいに取れなくなる可能性があるからです。

 

不具合が無いか確認してもらった後は、新しくなった浴室の使い方に関する説明を受ければすぐにお風呂を使用することができるようになります。

 

 

まとめ

工事内容に特化した説明になりますが、施工管理をしていた経験と実際にお客様へ説明していた内容も含めてまとめてみました。

 

実際は各住宅によって建物の癖や内装建材の納め方などが違うため、全く同じリフォームはないのですが、そういった細かい部分を除けばこういった流れでリフォームが可能です。知っていて得することはないでしょうが、存することもありません。この記事を読んでちょっとした疑問が解決できたなら幸いです。

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

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